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石川県白山市の女性産婦人科医 いこまともみ です。
今回は当院のスタッフに陣痛の痛みをいつ忘れたか、アンケート調査を行いました。
【出産の痛み、いつ忘れた? スタッフアンケート結果】
産んだ瞬間すぐ忘れた 6名
産後1週間程で忘れた 4名
いまでも覚えている 4名(全員が異常分娩)
1年後に忘れた 1名
ある助産師は1人目の痛みは今でも覚えているけど、2人目の痛みは赤ちゃんの顔を見た瞬間にすぐ忘れたそうです。
これは2人目は正常分娩だったのですが、1人目のお産は回旋異常があり、その異常な陣痛は忘れられないのだとか。
また40年経った今でも陣痛を覚えている助産師は、痛い内診や陣痛促進剤の使用もあり、産後の出血も多く1500㎖も出たと言います。
どうやら異常分娩になると陣痛の痛みは酷く、長く記憶に残るようです。
先ほどの回旋異常と正常分娩と両方経験した助産師によると、痛みの度合いが明らかに違うので、その経験から分娩中に回旋異常が起きた妊婦さんの変化にいち早く気が付けるようになったとの事です。素晴らしいですね!
ちなみに無痛分娩では自然分娩に比べ、回旋異常が3~4倍も多く発生し、これが起きると硬膜外麻酔でも痛みが取れません。
無痛分娩だったのに痛かったという方は、もしかして回旋異常が起きていたのかもしれません。
じゃあ、回旋異常を防止する方法はあるの?と思われますよね。
はい、あります!
その秘訣は当院の安産教室でお教えしておりますので、是非ご参加くださいね。
陣痛の痛み以外で、スタッフの妊娠出産にまつわる辛かった記憶・体験談も聞いてみました。
それは悪阻(つわり・おそ)だそうです。
悪阻の方が辛くて、陣痛の痛みは忘れたけど悪阻の辛さは忘れられない。
それが辛くて2人目を授かるまでに4年空いてしまったスタッフもいました。
またある助産師は、陣痛よりも産後の授乳・育児の方が辛かったと言います。
おっぱいは痛いし、寝不足で体力的に辛い…今でも産めるけど、体力的に育てる自信がないから妊娠はできないかなと思うそうです。
一人ひとり、それぞれに妊娠出産にまつわるエピソードがあるように、二つとして同じお産はありません。
当院の経験豊富なスタッフが患者さまに寄り添い、真心をこめてサポートいたします。
あなたの最高のお産のエピソード、当院で一緒に紡いでいきましょう。