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「下腹部がチクチク痛むけど大丈夫かな……」
「病院に連絡した方がいいのはどんな場合?」
妊娠初期の腹痛には、赤ちゃんの成長に伴う心配のないものから、早急な対応が必要なものまでさまざまですが、ちょっとした痛みでも、初めての経験ともなれば不安になってしまいますよね。
この記事では痛みの種類や考えられる原因、病院を受診すべき目安まで詳しく解説するので、ぜひお腹の赤ちゃんと幸せに過ごすための参考にしてください。
【注意!】妊娠初期の下腹部痛ですぐに産科を受診すべきケース
以下のような症状がある場合は、緊急性の高いトラブルが隠れている可能性があります。
「次の健診まで待とう」「こんなことで受診したら迷惑かも」と自己判断せず、早急に産科を受診してください。
徐々に痛みが強くなる・激しい痛みがある場合
痛みがだんだんと強くなり耐えられない、または下腹部全体に広がるような場合は要注意です。
また、痛みに強弱の波があったり、左右どちらかに痛みが移動したりする場合も、すぐに産科を受診してください。
【考えられる主な原因】
| 流産 | 子宮外妊娠 | 卵巣のう種破裂 | 子宮筋腫の変性 |
出血を伴う下腹部痛
痛みと同時に出血が見られる場合は、より慎重な対応が必要です。
量や色など、症状をメモに取り、産科へ相談する際に伝えましょう。
- 出血の量:少量であっても出血が止まらない場合や、生理の時以上に出血する場合(ごく少量で茶色の出血、1日で止血の場合は診療時間を待ってから相談)
- 出血の色:鮮やかな赤色の出血(鮮血)の場合、茶色の出血でも大量の場合
- 出血している時間:出血が数日間長引いている
【考えられる原因】
| 切迫流産 | 子宮外妊娠 | 絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ) |
下腹部痛とともに冷や汗をかいている
冷や汗が出るほどの腹痛は、脱水や貧血、下腹部の炎症などが起きているサインです。
痛みのほか、顔色の青白さやめまい、吐き気、発熱、悪寒などが現れることもあります。
【考えられる原因】
| 脱水(重度) | 貧血(重度) | 急性腹症(急を要するお腹の病気の総称) |
| 腹膜炎 | その他の感染症 | |
嘔吐を伴う下腹部痛
激しい痛みと共に嘔吐がある場合、長引くことでお母さんの体が衰弱してしまいます。
単なるつわりと判断せず、吐いた回数や日数を数えて産科を受診しましょう。
- 水分を取ってすぐに吐いてしまう
- または飲めない
- 1日に何度も吐いてしまう
【考えられる原因】
| 重症妊娠悪阻(じゅうしょうにんしんおそ) | 消化器系の感染症(胃腸炎など) | 胆石症 |
発熱・排尿痛を伴う
腹痛に加え、熱が出たり排尿時に痛みを感じたりする場合は、放置すると妊娠の経過に影響を及ぼす可能性があります。
【考えられる原因】
| 膀胱炎 | 腎盂腎炎 | その他の感染症 |
妊娠初期によくある下腹部痛の原因
すぐに対処が必要なトラブルも多い一方、妊娠に伴う自然な変化として起こる「心配の少ない痛み」もあります。
- 子宮が大きくなることによる痛み:
子宮を支える筋肉や靭帯が引っ張られ、ズキズキ・チクチク・ギューッとした痛みを感じることがあります。 - ホルモンバランスの変化による便秘・ガス:
腸の動きが鈍くなり、ガスが溜まったり便秘になったりすることで、お腹の張りや痛みを感じやすくなります。 - 着床痛:
妊娠のごく初期には、受精卵が着床する際の刺激でピリピリとした違和感を覚える方もいらっしゃいます。
妊娠初期に下腹部痛を感じた時の対処法
もしも妊娠初期の段階でお腹に痛みを感じたら、まずは落ち着いて次の対処法を試してみましょう。
「安静」が第一
まずは横になり、楽な姿勢でリラックスして休みましょう。
安静にしていれば痛みが治まるときや、出血を伴わない場合などは、過度に心配しすぎなくても大丈夫です。
気になる場合は次回の健診時に相談してみましょう。
体を冷やさない
血流が悪くなると、お腹の張りを感じやすくなります。
腹巻きをしたり温かい飲み物を飲んだりして、お腹周りを冷やさないように工夫しましょう。
自己判断で薬を服用しない
妊娠中は、普段飲んでいる市販薬が赤ちゃんに影響を与える場合があります。
薬を飲む際は、必ず医師の指示を仰ぐようにしてください。
関連記事:【妊娠初期】妊娠したら気をつけること|生活習慣や夫にも知ってほしいこと
妊娠初期の下腹部痛による受診の目安
「病院に連絡してもいいのかな」と迷ったときは、以下の目安を参考にしてみましょう。
産科や婦人科は、悩める女性とパートナーのためにあります。ほんの少しの不安でも、医師や看護師がご相談を迷惑に思うことはありません。
夜間や休診日であっても連絡すべきなのか、診療時間内まで待ってもいいのか、下腹部痛の緊急度に合わせて受診しましょう。
すぐに(夜間でも)連絡・受診すべきケース
- 我慢できないほどの激しい痛みがある
- 出血を伴う(少量でも、ピンク色や茶色でも)
- 痛みがおさまらず、だんだん強くなっている
- 突然の激痛や、片側だけが異常に痛む(異状妊娠の可能性)
診療時間内に受診・相談すべきケース
- 鈍い痛みが数日続いている
- 排尿時に痛みがある(膀胱炎の可能性)など
関連記事:妊娠初期は体がだるい?妊娠のチェックリストとだるさ対策を解説
まとめ
妊娠初期の下腹部痛は、赤ちゃんからの「少し休んでね」というサインである場合もあります。
まずは安静にして様子を見ることが大切ですが、もしいつもと違う強い痛みを感じたときは、迷わず産婦人科に相談しましょう。
いこまともみレディースクリニックでは、妊娠・出産を控えたお母さんの不安に寄り添い、マタニティライフを全力でサポートします。
大切な赤ちゃんを守るためにも、少しでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
