ご予約・お問い合わせ
WEB予約
TEL.076-287-5761
8:30 - 16:00

NEWS お知らせ

  • TOP
  • お知らせ
2025.10.21 BLOG
【妊娠初期】妊娠したら気をつけること|生活習慣や夫にも知ってほしいこと

妊娠初期は、胎児の主要な器官が形成される重要な時期です。

この時期の過ごし方や生活習慣が、母体や胎児の健康に大きく影響します。

本記事では妊娠初期に避けるべきことや摂取すべき食材、日常生活での工夫などを詳しく解説します。

▼インスタグラムもやっています。ぜひご覧ください。▼


Instagram公式アカウント

妊娠したら特にやってはいけないこと

妊娠初期は、母体が摂取するものや生活習慣が赤ちゃんの健康に大きな影響を与えます。

タバコ

タバコの喫煙により血流が滞ると、赤ちゃんに酸素が届きにくくなります。

その結果、流産や早産、低体重児といったリスクが高まるため、妊娠が分かった段階で禁煙を徹底する必要があります。

お酒

アルコールは胎児へ直接影響し、胎児性アルコール症候群の原因となるおそれがあります。

「少しなら」と油断せず、妊娠初期からお酒を控えることが重要です。

強めのカフェインの摂取

カフェインは過剰な摂取によって胎児に影響する可能性が高まります。

1日に200~300㎎(コーヒー約2杯分)を目安にするほか、一度に多くを飲まないなどの工夫が必要です。

激しい運動や転倒リスクのあるもの

ハイヒールや自転車、ミニバイクなど、転倒や衝撃のリスクがある行動は避けましょう。

両手を空けられるよう、リュックやショルダーバッグを活用し、ふとした拍子に手をつけることができるように工夫することも大切です。

サウナ・長風呂

のぼせや脱水は、母体だけでなく赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。

温かいお風呂に浸かることは問題ありませんが、短時間かつぬるま湯で済ませると安心です。

きつい服・強い腹帯

身体を締め付けるタイトな服や、妊娠初期からの腹帯の使用は、胎児への血流を阻害する原因となります。

ゆったりとした服装を選ぶことに加えて、通気性がよく、汗がこもらない対策をするのもおすすめです。

食べ物・飲み物で気をつけること

母体と胎児両方の健康を意識するためには、口から摂取するものにも気を配ることが大切です。

妊娠したら摂りたいもの

  • 葉酸:神経管閉鎖障害などのリスクを下げる(レバー・ほうれん草など)
  • 鉄分:貧血予防に重要な役割を担う(赤身肉・小松菜など)
  • カルシウム:骨や歯の形成に多く使われる(牛乳・チーズなど)

妊娠したら避けたい食べ物

  • 生肉・生ハム・スモークサーモン:非加熱食品はリステリアなど感染症のリスクが高い
  • 大型魚(マグロ・メカジキなど):水銀含有量が多く、胎児の神経発達に悪影響がある
  • レバー・うなぎ:食べ過ぎによりビタミンAの過剰摂取につながる
  • 塩分の摂り過ぎ:むくみや高血圧を引き起こす

薬・検査で気をつけること

妊娠初期は薬の影響を受けやすい時期です。

自己判断で薬を服用せず、医師へ相談することが基本です。

解熱剤や鎮痛剤などお薬全般

自己判断で市販薬を服用するのは避けましょう。

症状に応じて医師へ相談し、妊娠中でも安心して服用できる薬を処方してもらうことが大切です。

レントゲン

歯科検査など通常のレントゲンは低リスクですが、妊娠中であることを伝え、不要な被ばくを避けることも重要です。

便秘・アレルギー薬

便秘やアレルギー症状がある場合は、産科での処方をお願いするか、かかりつけの内科・耳鼻科等に妊娠中であることを伝えて処方を受けましょう。

生活・仕事で気をつけること

妊娠初期の生活習慣や職場環境も、母体と胎児の健康に大きく影響します。

無理のない範囲で、徐々に生活を工夫しましょう。

重い物を持たない・長時間立たない

腹部への負担や転倒のリスクを避けるため、可能な限り重いものの上げ下ろしや長時間の立ち仕事は避けると安心です。

冷えに注意する

過度な冷房や薄着、冷たい飲み物の摂り過ぎなどは身体を冷やすため、血流の悪化を招きます。

通勤ラッシュは避ける

人混みによる疲労や転倒のリスクがあるため、電車の混み合う時間を避けたり、タクシーや自家用車での通勤を検討したりすることが大切です。

職場では無理せず上司に早めに相談

早い段階で勤め先や上司へ相談しておくことで、体調に応じて業務の調整ができ、ストレスや負担の軽減につながります。

放射線・薬品を扱う仕事は配置転換を

放射線や薬品を扱う仕事に就いている方は、胎児への影響を避けるため、妊娠中だけでも安全な作業への変更を希望しましょう。

外出・運動・旅行

長時間の外出や激しい運動は避け、軽い散歩やストレッチなど身体を動かす程度に留めましょう。

美容に気をつける

妊娠中の美容ケアは、刺激や薬剤による影響に注意が必要です。

ヘアカラー・パーマ

長時間座ったままになるヘアカラーやパーマは、つわりが落ち着き体調が安定したタイミングで行うのがベストです。

ネイル・脱毛

サロンやクリニックでの脱毛は、胎児への影響を考慮し休止の手続きを行いましょう。

ネイルは短時間のメニューであれば可能ですが、万が一入院になった場合は外す必要があるため、ジェルネイルではなく手軽に落とせるマニキュアなどがおすすめです。

エステ

妊娠初期は、マッサージなど身体に負担がかかる施術は控えます。

短時間で済むフェイシャルメニューなどに留めておくと安心です。

アロマオイルの使用に注意

妊娠初期は、基本的にアロマオイルの使用を避けた方が無難です。

特に子宮収縮作用のあるクラリセージやローズマリー、フェンネルなどのアロマは禁忌です。

感染症にかからないように予防を徹底する

妊娠初期は免疫力が低下し、感染症にかかりやすい時期です。

母体の健康を守るためにも、予防策を徹底しましょう。

  • 手洗い・うがい・マスクを徹底する
  • インフルエンザ・コロナは妊婦も接種可(必ず医師へ相談)
  • 風疹・麻疹・水ぼうそうの抗体が低い場合は感染予防をする

夫にも知っておいてほしいこと

妊娠初期の妻は、体調はもちろん気持ちも大きく変化します。

夫の協力があることで、家庭内の雰囲気が保たれ、妊娠や出産に対しても前向きな気持ちになれます。

家の中は禁煙・換気・衣服のにおいケア

タバコや香水の香りは、つわりを誘発するほか、胎児への悪影響も懸念されます。

家庭内に強いにおいを持ち込まないよう、帰宅時は玄関にて消臭ケアを行いましょう。

重い物・高い所の作業は家族や夫が担当する

重いものを持ち上げたり、高いところに手を伸ばしたりする作業は、しばらくの間夫の担当になります。

妻が気軽に頼みやすいよう、常に困ったことがないか気を配っておくと安心です。

通院・買い物・上の子のサポート

日常生活で妻にかかる負担を最小限に抑えるため、通院や買い物の付き添いをしたり、上の子と積極的に遊んだりするのがおすすめです。

下の子が産まれると一気に忙しくなるため、上の子と一対一で向き合えるよい機会にもなります。
出かけるときは大人目線ではなく、赤ちゃんの目線で快適な環境を整えることが大切です。

WEB予約はこちら

 

まとめ

妊娠初期は、母体と胎児の健康を守るために細かな配慮が必要な時期です。

夫や家族の協力を得ながら、無理のない生活を送ることが大切です。

診察のご予約はこちらから Reservation

スムーズに安心して診察を受けていただくために、
あらかじめご予約いただくことをお願いしております。