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2023.02.22 BLOG
縄文時代のお産

石川県白山市の女性産婦人科医 いこまともみ です。

今回は、ちょっと趣向の変えて…縄文時代のお産 についてのお話です。

 

『お産の歴史』という書籍から、内容の一部をご紹介します。

縄文時代の平均寿命は、男女とも31歳程度。生後1年未満の乳児を埋葬した墓が、成人の6倍を超えていたとされています。

縄文時代の土偶には、お産をしている女性の形を表現したものも発見されています。土偶の姿勢から、当時のお産は座位分娩(座って出産する)であったことがわかります。

縄文時代、女性の出産は大地の豊さを象徴するものとされ、お産が無事にすみ、母子ともに元気で育つことは、当時の人々のなによりの願いであったそうです。

土偶にはそうした願いが託されていたのだと考えられています。

    

 

実は分娩台で仰向けで出産するようになったのは、明治以降です。縄文時代から江戸時代までは座位分娩が主流でした。

意外かもしれませんが、座ったままの出産は、赤ちゃんが骨盤内に入りやすくなる体勢でもあり、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても楽なお産になることが多いのです。

どの姿勢が安産になるかは人によって異なるので一概には言えませんが、普段から横になっているよりも座っている方が楽だという方は、座位分娩が適しているでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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