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石川県白山市の女性産婦人科医 いこまともみ です。
今回は 陣痛の痛みについてお話ししたいと思います。
初めての出産を控える妊婦さんにとって、陣痛の痛みは一番の不安要素ではないでしょうか。
例えるなら、鼻からスイカを出すくらい痛いと言われる陣痛。
当院で働くベテラン助産師によると、虫垂炎よりも痛かったそうです。
仕事柄多くの妊婦さんのお産に立ち会い、プロとして陣痛を十分理解していたつもりでしたが、いざ自分のお産となると、想像以上に痛かったのだとか。
思わず『帝王切開にして!』と叫びたくなる気持ちをなんとか飲み込んで、頑張ったそうです。
院長は出産を経験したことがないので未知の領域ですが、どうやらお産のプロの助産師ですら、ギブアップしたくなるほどの痛みであるらしい。
産後1年間は痛みに懲りて、次の子を授かろうとは思えなかったそうです。
しかしその後、徐々にその痛みも忘れ、2人目を妊娠。
1人目と同じ痛みはありましたが、痛い時間が短かっただけましだったそうです。
陣痛には間隔があります。
この痛みが永遠に続くとしたら絶対耐えられませんが、陣痛は痛い期間と痛くない期間が波のように交互にくるので、痛くない期間に休息できることが救いだったそうです。
そんなこんなで、彼女は4人のお子さんを産みました。
自身の出産経験は、助産師として何物にも代えがたい経験となっていると話してくれました。
そして家族や助産師さんの励ましや寄り添いがなかったら、無理だったかもとも言っていました。
それらを聞き、出産時の環境はよいお産かそうでないかを決める重要な要因なのだと再確認できました。
そして当院のスタッフの患者さまに寄り添う姿勢は、よいお産につながると確信しました。
お産のプロである助産師さえも痛いと言い切る陣痛。
次のブログでは、具体的な陣痛の乗り切り方をお教えします。
当院の経験豊かなスタッフと一緒に、陣痛の痛みを乗り越えましょう!