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石川県白山市の女性産婦人科医 いこまともみ です。
2021年4月の開業から、早いもので2年半が経過しました。
お蔭様でたくさんのご家族の笑顔の瞬間に立ち会わせていただきました。
今回のブログでは、これまでの当院の分娩実績をご報告したいと思います。
まずは、妊婦さんが陣痛の次に怖いと言われる ”会陰切開”
当院では極力会陰切開をいれないよう努めていますので、会陰切開率は 8.5%でした。
日本の平均的な会陰切開率は80%ですので、約10分の1。これはかなり低い数字です。
WHOも20%以下の会陰切開率を推奨していますので、世界基準からみても低い数字と言えるでしょう。
次に ”帝王切開”
一般に日本のクリニックでの帝王切開率は 10~20%。
総合病院では、クリニックに比べリスクの高い妊婦さんが出産するので 30~40%です。
当院は 3.6%。
これは低すぎる数字なので、今後分娩件数が増えるとともに、もう少し上がるかもしれません。
次に ”吸引分娩”
日本の吸引分娩率は 5~16%ですのでこれもかなり低い数字ですが、当院はなんと 2.4%。
ちなみに、無痛分娩では 20~58%に上昇します。
なぜ無痛分娩で吸引分娩が増えるのかは、過去のブログで紹介しています。
無痛分娩で吸引分娩が2倍に増える理由|いこまともみレディースクリニック産科分院 (ikomatomomi-sanka-clinic.com)
最後に ”陣痛促進剤使用率”
あまり知られていませんが、日本では38%もの女性が促進剤を使って出産しています。およそ2.6人に1人の割合です。
さらに無痛分娩になると 70%に増えます。
自然分娩がモットーの当院では 28%でした。
これまでにブログで紹介したガスケアプローチ、マタニティ整体、アロマなど…
当院では安産に導く様々なスキルを、助産師を中心としたスタッフが日々学んでいます。
院長の私が言うものなんですが、向上心が高く、信頼のおけるスタッフばかりです。
その結果として、会陰切開率 吸引分娩率 帝王切開率が他に比べて低く、陣痛促進剤の使用に頼ることのないお産ができているのだと感じています。
赤ちゃんにもママにも優しいお産目指して、院長をはじめスタッフ一同、これからも努力を惜しまず邁進してまいります。